人類は何処へゆく
「耕して・・種を撒いて・・
ゆっくり育てられる世の中にして下さい!」
これは・・
ある政治家の妻が死に際に夫に言い残した言葉ですが
私はこの言葉に・・
深い感銘をうけたものです
「地位も名誉も何もいらない・・
貧乏でも親子がひっそり肩寄せ合って生きられる・・
そんな平和な世の中が欲しい!」
妻の願いは・・
そんなところにあったように思います
人生の目的を考えた時・・
この「ゆっくり」の言葉が・・
魂の叫びのように聞こえて仕方がありません
しかし・・
現代社会はどうでしょうか?
拝金実利主義が横行し・・
人々はまるで獲物を探すライオンのように・・
落ち着きがありません
経済は二十四時間不夜城のように活動し・・
私たちの安眠を妨げます
また・・
めまぐるしく変化する時代の流れは・・
私たちを無理やり虚飾の世界へと引きずり込もうとします
ああ・・何と!
しんどい世の中になってしまったのでしょうか?
私たちは・・
自分で自分を追い詰めていることに気づいていないのです
皆なで皆なを追い詰めていることに気づいていないのです
追い詰められた小鹿たちは・・
一体何処に逃げればいいのでしょうか?
いじめる方もいじめられる方も・・
犯す方も犯される方も・・
殺す方も殺される方も・・
みな逃げ場を失って泣き叫んでいる哀れな小鹿たちです
もう彼らには・・
断崖絶壁から飛び降りる道しか残されていないのです
確かに・・
強くあらねばなりません
でも現代社会は・・
その許容量をはるかに超えているのです
今の世の中の何処に・・
真に安らげる場所があるでしょうか?
今の世の中の何処に・・
真に寛げる場所があるでしょうか?
一体私たちは・・
どんな設計図を持ち・・
何を成そうとしているのでしょうか?
一体私たちは・・
何にコントロールされ・・
何処に向かおうとしているのでしょうか?
・・残念ながら何もありません・・
あえていうなら・・
人の感情と欲望が・・
社会に流れを作っていると言っていいでしょう
ですから今の社会は・・
人の意思でコントロールできないのです
目に見えない感情と欲望が・・
私たちを断崖絶壁へ運んでいるのが現代社会の姿です
際限のない感情と欲望の上に築かれた社会は・・
危険極まりない社会です
膨らみ続ける風船がいつか必ず破裂するように・・
感情と欲望をエネルギーとして膨らみ続ける現代社会も・・
いずれ破裂するでしょう
しかし・・
絶望してはなりません
なぜなら・・
闇が深いということは・・
夜明けが近いということでもあるからです
そうです・・
もうすぐ地球に・・
希望の夜明けがやってきます
地球の未来への道は明るいのです
それは・・
人類がなぜ存在しているかを知れば
おのずと開かれる道だからです
地球は・・
人類が目覚めるのを待っているのです・・
宇宙は・・
地球惑星に真理の光が輝くのを待っているのです
真理の光が輝くのを待っているのです
待っているのです・・