絵や文字の中には、書いた人の思いが余韻(エネルギー)として残っております。どんなにコピーしようが、一旦、折りたたまれた思いは消えることはないのです。この書から、私の思いを感じとってもらいたいと願うのは、その可能性を信じてのことです。ぜひ、この書の中に折りたたまれている、私の思いを感じとってください。そのためには、何度も何度も繰り返し読むことです。繰り返し読むうちに、必ず私の思いを汲み取ることができるでしょう。
この書の目的は、気付きを与えることです。その気付きが、自覚を深めてくれるのです。一挙にやってくる自覚などありません。何度も何度も気付きが起き、少しずつ自覚が深まって行くのです。ですから、今、自覚できないからといって諦めないでください。何ごともそうですが、偉大なことを成し遂げるには努力が必要です。努力なしに成し得た偉人など、一人もいないのです。どうか、焦らず、諦めず、根気よく、求め続けてください。きっと自覚の境界線を超えられる日がやってきます。もし、自覚の境界線を超えたら、外側から宇宙を見る傍観者から、内側から宇宙を観る達観者に立場を変えることができるでしょう。そのとき、あなたは、“ 何だ! 自分ってそんな偉大な存在だったのか!” と、感激の声を上げるでしょう。
この世のことを優先させることほど、虚しい人生はありません。この書を読んでいる、あなたになら、分かって頂けると思います。どうか、永遠なるものを優先させてください。虚しい人生で終わるか、充実した人生で終わるかは、あなたが何を優先させるかで決まるのです。ぜひ、本当の自分を知ることに人生をかけてください。それ以外、人生の目的は無いのですから・・・。
この「人類の夜明4」は、真理を深く掘り下げた専門書となっております。少々難しいかもしれませんが、何度も何度も読み返し理解を深めていってください。この書を足掛かりに神の自覚に至ることを、心から願っております。
2014年12月 かとう はかる