出を重視しよう!
「出入り」と言う言葉はあっても、「入出」と言う言葉はありません。
「出発」と言う言葉はあっても、「発出」と言う言葉はありません。
「呼吸」と言う言葉はあっても、「吸呼」と言う言葉はありません。
何でもそうですが、先に出があり、後で入りがあるのです。
電車でも、エレベーターでも、先に人が出て、後で人が乗るのです。
そのことを知っている熟した魂は、「出」を重視します。
知らない未熟な魂は、「入」を重視します。
だから、未熟な魂は、台所をきれいにし、トイレをきれいにしないのです。
また、物を多く集めようとするのです。
物を多く集めれば、当然、ゴミを多く出すでしょう。
ゴミの多い社会が、幼い社会だと言われるのは、幼い魂は、物をたくさん集めるからです。
それは、心が満たされていないからです。
心に空白を抱えている幼い魂は、物を多く集めたがるのです。
宇宙の整然とした働きを、ご覧なさい!
エネルギー均衡の法則によって、見事にバランスが取られています。
人間社会は、どうでしょうか?
エネルギーの収支バランスが大きく崩れています。
その良い証しが、病気・事件・事故・自然災害などの多発です。
物質文明が進めば、エネルギーが低くなるため、災厄が多くなるのです。
これは、思いの使い方も同じです。
私たちは、どんな思いを出し、どんな言葉を出し、どんな行為をしているでしょうか?
出した思い、出した言葉、出した行為には、必ず、回答(結果)が返ってくるのです。
良い思い、良い言葉、良い行為には、良い結果が、
悪い思い、悪い言葉、悪い行為には、悪い結果が・・・。
これは、一ミリの狂いもありません。
今、人間が苦しんでいるのは、悪い思い、悪い言葉、悪い行為を出しているからです。
苦しい人生にしたくなかったら、「出すもの」を良くしてください。
つまり、良い思い、良い言葉、良い行為を出してください。
その人は、幸せな人生を歩むことが、出来るでしょう。
(2017年5月14日 今週の真言より)
原因なき原因者
なぜ、自分を無くすことが、できないのでしょうか?
それは、自分の意識を無くすことが、できないからです。
では、なぜ、自分の意識を無くすことが、できないのでしょうか?
それは、自分の意識の発露となっている、原因者の意識が、意識できないからです。
自分が意識できない意識を、どうして、無くすことができましょうか?
私たちが、永久に、神を求め続けねばならないのは、原因者の意識を、永久に、捕まえることが、できないからです。
つまり、私の意識を、永久に、捕まえることが、できないからです。
私、私、私・・・・と、私の意識を追いかけてみてください。
どんなに追いかけても、私の意識の源が、分からないはずです。
それは、私の意識が、原因なき原因者だからです。
(2015年2月15日 今週の真言より)
神の恩情
この宇宙の最も厳格なところは、何事も、原因と結果の法則に基づいて、処断される点です。
良い原因を作れば、幸せが・・・悪い原因を作れば、不幸せが・・・。
そこに、一切、情け容赦はありません。
しかし、神は、一つだけ、温情を示されました。
それは、心から反省し、「二度と過ちを犯さない!」と、堅く心に誓ったら、許される温情です。
もし、その温情がなかったら、今、私たちは、地球に存在していないでしょう。
(2015年4月19日 今週の真言より)
光のメロディ「悲しみの向こうに」
2025.03.09