22曲目:悲しみの向こうに
悲しみの向こうに
我が家に帰る道は
どれほど遠いのでしょうか?・・・
私たちは・・
どれほど嵐を体験しなければ
穏やかな日を迎えることができないのでしょうか?
私たちは・・
どれほど闇を体験しなければ
光を見ることができないのでしょうか?
私たちは・・
どれほど転生を経なければ
我が家にたどり着くことができないのでしょうか?
この疑問は
どこまでも私の心の片隅から離れません・・
まだ真理を知らなかった時代・・
私は・・
自分の悲しみや苦しみを人のせいにしていました
その方が楽だったからです
でも・・
人のせいにしても
苦しみや悲しみは無くなりませんでした
それは・・
原因から逃げていたからです
どんな悲しみも
どんな苦しみも
みな成長の糧になっているのです
悲しみや苦しみの体験一つ一つが
自分の背丈を大きくしてくれているのです
今はわからなくても
いつか必ず
「そうだったのか!」
と合点のゆく日がくるでしょう
人生に
無駄なことなど一つも無いのです
一歳で閉じる人生も
百歳で閉じる人生も
みなその人に必要だったのです
病で散る人生も
戦場で散る人生も
みなその人に必要だったのです
事故で死ぬ人生も
災害で死ぬ人生も
みなその人に必要だったのです
痛い!、苦しい!、悲しい!、
と泣き叫ぶ体験すべてが
その人に必要だったのです
さあ・・
去る人に・・
逝く人に・・
「良く頑張りましたね!」
と労いの言葉をかけてあげましょう
彼らは間違いなく
大切なものを掴んで帰っているのですから・・・
彼らはきっと
悲しみの向こうに・・
希望の光を見ていることでしょう・・・