人間は身をもって地球絵の演技者となり、演出者とならなければなりません。例えば地球を一幅の絵とすると、人間一人ひとりはその絵の中の点であり、線であり、円であり、色であり、描写心そのものです。その理由は、人間そのものがキャンバスであり、絵の具であり、画家そのものだからです。その意味において、もし人間が己の本性に目覚めたら、地球は文字通り光り輝く聖なる星となるでしょう。
演技者と演出者が一体となって描かれた絵からは、素晴らしい波動が出ております。その波動の感じられる時代が、刻々と近づいております。
○ 美術とは、天の意をそのまま地に表現したもの・・・
○ 芸術とは、天の意に人の意を加え地に表現したもの・・・
もし美と芸が一つに融合したら、地上は素晴らしい美芸のキャンバスと化すでしょう。
肉体を腹一杯にするのは物質ですが、心を腹一杯にするのは喜びと感動です。だから心は、いつも喜びと感動を待っているのです。
○ 真に心を打つのは純真さです。
○ 一点の曇りのない表現の機微です。
○ 子供が考えるストーリーです。
○ 子が親にせがむ望みに似ています。
この喜びの感動は、心のひだに微妙に残って消えません。
心を打つ美芸は、どんな宗教よりも、どんな科学よりも勝るものです。さあ、人生における感動のドラマを作りましょう!。感動の絵を描きましょう!。それが永遠に尽きない、永遠に色褪せない、究極の幸せを約束してくれるのです。
-197-