今、人類は経済戦争に明け暮れていますが、これはエネルギー獲得戦争の何ものでもないのです。私達は産声を上げた時から、すでにエネルギー獲得戦争をしているのです。母親に泣いて乳をねだるのもそう、塾に通うのもそう、受験戦争、就職戦争、すべてそうです。私達は銃こそ持ちませんが、生まれてから死ぬまでエネルギー獲得戦争を続けているのです。ああ、何としんどいことでしょう?!。もう、こんな戦いに終止符を打とうではありませんか?。では終止符を打つには、どうすれば良いのでしょうか?。
それは、宇宙生命につながることです。宇宙生命につながれば泉のごとく知恵が涌いてきますので、その知恵を使えばいくらでもエネルギーは手に入るのです。事実人類は、固形エネルギーから液体エネルギーへ、液体エネルギーから気体エネルギーへと、エネルギーの進化を遂げてきたではありませんか。それは資源の有る無しの問題ではなく、知恵の有る無し(労働力)の問題だったはずです。このことからも言えるように、知恵こそエネルギーを獲得する最良の道具なのです。
その知恵を得るのに、地底や海底をボーリングしたり、宇宙に飛び出したり、素粒子と睨めっこしたりする必要はありません。自分の心と睨めっこすればいいのです。自分の心の中には、これまで宇宙銀行で積み立てられた知恵が、一つも漏れなく貯蓄されてあるからです。それも生きた知恵として・・・、実感できる知恵として・・・、ただ私達は、そのことに気付いていないだけです。気付いて掘り起こせば、もうエネルギー獲得戦争で苦労する必要はないのです。
ただし、欲望を満足させるような知恵は与えられません。なぜなら、欲は知恵の扉を閉ざしてしまうからです。知恵を得るコツは、
○ 無欲になること、
○ 本当に必要な場合のみ扉を叩くことです。
そうすれば、必要な知恵は必ず与えられるでしょう。瞑想は、その知恵を掘り起こすスコップのようなものです。ぜひ、瞑想というスコップを使って無限の宝物を掘り起こして下さい。
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